むし歯
●できるだけ自分の歯を残す
当院では、むし歯治療の際、できるだけ患者様自身の歯や神経を残すようにしています(これをミニマルインターベンションと言います)。従来の治療では、むし歯を取り除くことを重視していたため、患部の周囲まで大きく削り、詰め物や被せ物をしていました。しかし、現在は、いかに歯を長く保つかを重視する治療がスタンダードになってきております。歯を残すことが、食べ物を噛んだ時の感覚を脳に伝え、そのことが、将来患者様の健康にも大きく影響してくるという結果が報告されているからです。当院でも、患者様の歯をなるべく残し、歯の寿命を長くする考え方で治療しています。
●細部にこだわる
むし歯の治療をするとき、削った箇所に詰め物や被せ物をすることになります。その際、きちんと消毒ができていなかったり、湿気が残っていたり、合わないものを無理やり接着したりすると、後で治療箇所に菌が繁殖し、むし歯が再発してしまいます。当院では、そのようなことがないよう、細かい処置にも気を配りむし歯の再発防止に努めています。
根管治療
このようなトラブルでお悩みの方いらっしゃいませんか?
●虫歯が進行して歯を抜くしかないと言われてしまった
●なんども同じ歯を治療している
●神経を取ったのに歯に痛みがでたり、歯茎が腫れてしまっている
●根管治療の治療方法
しっかりとした根管治療を行えば自分の歯を助けることが出来ます。
当院では、歯の根管治療経験が3000症例以上ある医師が、最大限注意をはらい再発しない様に治療を行っております。再発にお困りの方・歯を残したい方は、当院にご相談ください。
●根管治療症例①:
過去に治療を受けた歯が再発してしまい、他院では抜歯しかないと診断されましたが、ご自身の歯を残したいとのことで、当院に来院されました。
●根管治療症例②:
大きな病変が見つかり、抜歯しかないと他院で診断されましたが、どうしてもご自身の歯を残したいという思いがあり、当院に来院されました。
歯周病
●大人になったら、むし歯よりも歯周病
歯の病気と言えば、むし歯をイメージする方が多いと思いますが、実は大人になるとむし歯よりも歯周病のケアが重要になってきます。30代以降は歯周病の患者が急激に増えてきます。実は、歯を失う理由の第一位は、むし歯(32.4%)ではなく歯周病(41.8%)なのです[8020推進財団・全国抜歯原因調査(2005)より]。
歯周病は、歯の表面に細菌の塊が付着して、歯肉が侵される病気です。ただし、初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく、歯磨きをしていると血が出る、歯ぐきが痛い、しみるなどの症状が出たら既に歯周病はかなり進んでいると考えられますので、できるだけ早く治療を始めましょう。
●予防と日々の手入れが大事
歯周病の治療は、むし歯のように削って詰めるという単純なものではありません(歯周病は歯ではなく歯肉の病気なのでそもそも削ることもできません)。口内環境を良くし、細菌が繁殖しないようにしていくことが歯周病の治療です。特に、ご自宅で歯を正しく磨くことはとても重要です。場合によっては、いくつかの歯ブラシを使い分けながら、磨きにくいところまでしっかりと磨く必要があります。
また、歯石など、どうしても家庭では取れない汚れもありますので、定期的に歯科医院でお掃除することが大事です。歯周病は親からの遺伝もあると言われていますので、ご両親が早くに歯を失くしてしまった方は、特に気をつけて検診やお手入れされることをお勧めします。
●当院の歯周病治療
▼診断
レントゲン撮影・歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間の深さを測定し、どの程度歯周病が進行して いるか調査します。(歯周病の原因は一人ひとり異なりますので、治療していく前に検査を行い適した治療を行っていきます。)
▼歯磨き指導
歯肉炎・歯周病の症状を改善させるためには、ご自宅での適切な歯磨きが欠かせません。一人ひとりのお口の状態に合った歯磨き方法を指導致します。
▼PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科医院で歯をきれいにするクリーニングの事です。歯磨きでは落としきれない汚れ(タバコのヤニ・茶渋)や歯と歯の間、歯周ポケット内に溜まった汚れなど、ホームケアでは不十分な部位を歯科衛生士によるクリーニングによって補うことができます。
▼スケーリング
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って日頃の歯磨きでは落としきれないプラークや歯石を除去する処置です。歯石自体悪いものではありませんが、歯石の表面には無数の穴が空いているため細菌の住み家になってしまいます。歯石の表面は凸凹しているため、歯垢がつきやすく細菌の温床になるばかりでなく、歯茎を刺激し、歯周病の原因になったり歯周病を悪化させます。(歯肉炎・軽度歯周病)
▼ルートプレーニング
歯周病ポケットに隠れたスケーリングだけでは除去できない歯垢・歯石を除去し再び歯石が付着しづらいように歯の根の周りをツルツルに仕上げます。痛みが強い場合は麻酔をして除去することもあります。(歯周病中等度~重度)
※歯石の付着量や歯周病の進行具合によって通院回数は異なります。
●フッ素塗布無料
フッ素は、歯が虫歯になりかけた初期の状態の再石灰化を促進する働きや、歯垢により作られる酸を抑える働きがあり、丈夫で強固な歯にしてくれます。乳歯や生えたての永久歯は弱く虫歯になりやすい為、その時期のフッ素塗布がとても大切になります。2.3ヶ月に一度フッ素を塗ってあげる事をおすすめします。フッ素はそれだけでは存在できず、Naと結びついたフッ化ナトリウムや、Caと結びついたフッ化カルシウムなど、必ず他の物質と結びついてフッ化物として存在します。当院ではこのフッ素を中学生までの小児対象に無料で塗布いたします。お気軽にご相談ください。
●歯医者は「病気にならないために」行くところ
むし歯になったり歯が抜けたりしたら、ほとんどの方は歯科院に行き、治療を受けます。しかし、今や歯に何の問題も抱えていない場合でも、歯科医院に通う人は増えています。定期的に歯の状態を確認し、問題があれば早期発見・早期治療することが、結果的に患者様の身体の負担・時間の負担・費用の負担を減らすことになるのです。
●クリーニングでお手軽メンテナンス
毎日きちんと歯みがきをしていても、どうしても取りきれない汚れや着色があります。定期健診を兼ねてクリーニングにいらして頂ければ、お口の中を専用の器具でお掃除します。これによって、歯の着色が落ち見た目が良くなるだけでなく、口内環境が改善され、むし歯や歯周病の予防にもなります。また、口臭の予防にもなりますので、まずはお気軽にクリーニングにお越し頂ければと思います。(保険適用内でクリーニングできます。)
※クリーニングは、着色を落とし歯本来の色に近づける事が可能です。
●歯医者はこわくない!
子供が歯医者に行きたがらないのは「なんとなく怖い」というイメージが原因になっていることがほとんどです。当院では、まず歯医者さんに慣れてもらうということを大事にしており、診察台に座っていきなり治療を始めるのではなく、器具の説明をしたりお話をしたり歯みがきの練習をしたりしながらリラックスしてもらいます。
当院では、子供を無理やり椅子に固定するネットやおとなしくさせるための笑気麻酔は使用せず、コミュニケーションによって子供の歯医者嫌いを無くすようにしています。このような取り組みの結果、当院に通うほとんどのお子さんは、親が隣に付いてなくても治療ができるようになっていきます。すると、治療途中で通院をやめてしまうようなこともないので、結果的にお子さんの将来の歯を守ることにも繋がります。
●麻酔の打ち方も一工夫
実は、麻酔は使い方、打ち方によって、痛みの感じ方が大きく改善されます。当院では、「表面麻酔の後に注射麻酔を打つ」「何度かに分けて打つ」「麻酔液を人肌に温めてから使う」といったことを通じて、麻酔の痛みを軽減しています。
●ホワイトニングで自分の歯を白くする
ご自宅で歯の色を白くすることができます(ホームホワイトニングと言います)。ご来院頂いた際に、トレー(マウスピース)をお作りしますので、そこに専用の薬液を付けて2時間程装着して頂きます。これを約2週間続けることで、徐々に歯の色が白くなっていきます。普段から美しい歯を手に入れたい方はもちろん、冠婚葬祭などで人前に立つ機会にご利用になる方もいらっしゃいます。
●インプラントは一つの選択肢
インプラントは、多くの歯科医院がホームページなどで勧めています。一方で、インプラントによる医療事故がメディアで報道され、不安を感じていらっしゃる方も多いと思います。
実は、失った歯を補う方法には、「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」の三つがあり、インプラントは一つの選択肢に過ぎません。入れ歯とブリッジは保険が適用され(一部適用されないものもありますが)、インプラントは自費治療のため、どうしても偏った評価になりがちですが、どの方法にもメリットとデメリットがあるため、本来、同等に並べて比較しなければならないものです。
インプラントは万能ではありません。しかし、ダメなものではなく、実際にそれで治っている患者様もたくさんいらっしゃいます。当院では、患者様の口の中の症状に合わせて、最も良い方法をご提案したり、それぞれの詳細を説明したりしながら、患者様の納得のいく治療方法を選択して頂いております。
●入れ歯も様々な種類があります
実は、入れ歯の中にも、保険内でお作りできるものと、自費のものがあります。当然、費用負担が増えると、長持ちしたり、装着時の違和感が減ったりする傾向にあります。
ただし、だからといって高いものを作るのが良いとは限りません。特に年配の方や口の中の状態が良くない方は、数年後の歯の状態が変わっている可能性があります。せっかく費用の高い入れ歯を作っても、またすぐに作り直さないといけないということになると勿体ないと思いますので、まずは保険の範囲内でお作りして様子を見ていくということもあります。
また、きちんと口に合った入れ歯を作成すれば、義歯安定剤(入れ歯を口の中にしっかりと固定させるジェルなど)は必要ありません。むしろ歯ぐきを痛めることがあるので、できるだけ義歯安定剤は使わないことをお勧めしています。当院では、保険適用/自費に関わらず、患者様の口の中の状況に合わせて、最も良い方法を患者様と一緒に選択していきたいと思っております。また、どのような入れ歯であれ、口の中に合うものをしっかりとお作りいたします。
●詰め物、被せ物の素材
むし歯の治療をするときや、見た目を良くする処置を行うときは、人工的な詰め物や被せ物を使うことになります。このとき、素材にいくつかの選択肢がありますので、強度・見た目・費用などを考慮して選んで頂ければと思います。なお、金属アレルギーをお持ちの方は、金属を使わないものを装着しましょう。当院には、歯科アレルギーの専門家がおりますので、ご相談頂ければと思います。既に過去の治療で金属の詰め物が入っている場合も、別の素材に取り替えることができます(メタルフリー修復と言います)。
当院では、補綴物(詰めもの・被せもの)を院内の技工士が作成しておりますので、
・医師が的確な指示を技工士に出すことができるので、より精度の高い補綴物が作成できます。
・技工士が患者様の口内を確認して補綴物を作成できます。
・制作納期も調整しやすく、治療が早く進みます。
・院内で作成するので、コストをおさえて提供できます。
以上、4つの強みがあります。
●主な素材
[オールセラミッククラウン]
歯の根本に装着する部分は金属、見える部分はセラミックでできています。見た目はセラミックの方が自然な歯に近いのですが、金属の利点として「歯の根本に隙間なくぴったりと装着しやすい」ということが挙げられます。セラモメタルはこれら両方のメリットを活かしたものです。
⇒【症例はコチラ】
※費用:被せ物 75,600円~
[セルコンZ冠]
新しい素材で天然歯のような透明感のある白い歯です。治療の際には、天然歯を削る量が少なくてすみ、金属アレルギーのリスクがないこと、細菌や色素の付着が少ないことが特徴です。素材の強度は、金属と同等で、費用も他の素材に比べて比較的低価格で提供することができます。
⇒【症例はコチラ】
※費用:被せ物 32,400円~
[イーマックス]
ガラスを主成分にしたセラミックスで、比較的新しい素材です。見た目も美しく自然に仕上がります。ただし、多少の透明感がありますので、装着箇所によってはお勧めできないこともあります。
⇒【症例はコチラ】
※費用:詰め物 32,400円~、被せ物 54,000円~
●悪い歯並びは、歯を失う原因に
食生活などの変化によって、現代の子供たちは顎が小さくなっています。そのため、はえてきた歯がきちんと並ばずに歯並びが悪くなってしまっています。歯並びが悪いと、見た目が気になるだけでなく、歯みがきが十分に行き届かないため、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
「80歳で20本の歯を残そう!」という運動(8020運動)があるのですが、ある調査では、実際に80歳で20本の歯が残っていた人たちの中には、出っ歯や受け口の人はいなかったそうです。悪い歯並びを放置しておくと、やはり歯を失う可能性が高まってしまうことがデータでも示されたのです。
●中高生の成長期に顎の発育と合わせて
歯並びの悪さには顎の成長が大きく関わっていることがあります。中高生の時期に、顎の成長を促しながら、きれいに歯を揃えていくことが重要です。アメリカでは、歯並びが悪いまま大人になると、親が非難されたり就職で不利になったりすることもあるそうです。お子さんの歯の健康を守るためにも、子供のうちにきれいな歯並びを手に入れるようにしましょう。
なお、もはや、ほとんどの子供の歯並びが悪いといっても過言ではない状況になりつつありますが、特に親の歯並びが悪い場合は、お子さんもそうなる可能性が高いので気を付けましょう。
当院では、矯正治療で約3000症例の経験がある医師が、患者様の症状に合わせて的確に治療を行います。 歯並びでお困りの方、お子様の歯並びが心配な方は、当院にご相談ください。
●歯並びの凹凸/叢生(そうせい)の治療
●下顎前突(かがくぜんとつ)/下あごが出た反対咬合
●八重歯矯正
〒133-0054
東京都江戸川区上篠崎2‐4-3
tel:03-5666-4184
篠崎駅から徒歩9分
スギタ歯科篠崎診療室 | |
一般歯科/小児歯科/予防歯科/ホワイトニング/入れ歯・インプラント/審美歯科/矯正歯科/ |